ミヤオ=ヤオ諸語(読み)ミヤオ=ヤオしょご(英語表記)Miao-Yao languages

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ミヤオ=ヤオ諸語」の意味・わかりやすい解説

ミヤオ=ヤオ諸語
ミヤオ=ヤオしょご
Miao-Yao languages

苗瑤 (びょうよう) 諸語ともいう。北部ラオスから中国の雲南湖南,広西,貴州,広東にかけての山岳高地地域に住む少数民族の言語。ミヤオ語はメオ語ともいい,話し手は約 800万人。ヤオ語はミエン語,マン語ともいい,約 200万人。それぞれ,イ・ラオ語,ショ語など,いくつかの近い方言をもつ。ラカ語もこれらに含める人もあるが,異説もある。ミヤオ=ヤオ諸語の系統シナ=チベット語族に属するとの説もあるが,モン=クメール語族に含める説などもあり,まだ確定していない。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android