コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

指示詞 しじしdemonstrative

翻訳|demonstrative

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

指示詞
しじし
demonstrative

話者からの距離的関係を示す語で,一般に指示代名詞,指示形容詞,指示副詞の総称として用いられる。指示代名詞は,日本語のコレ,ソレ,アレ,ドレ,英語の this,thatなど。指示形容詞は日本語で多く連体詞として分類されるコノ,ソノ,アノ,ドノ,英語の this,thatなど。指示副詞は日本語のコウ,ソウ,アア,ドウなど。話者からの距離というのは,空間的なものばかりでなく,時間的なものや,心理的なものもある。フランス語の ceci (これ) ,ce livre-ci (この本) などに用いられて関係をはっきりさせる ciのようなものも一種の指示詞で,特に deictic particleと呼ばれる。 (→コソアド )  

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

デジタル大辞泉の解説

しじ‐し【指示詞】

指示の機能をもつ語。代名詞の「これ」「それ」「あれ」「どれ」などのほかに、連体詞の「この」「その」「あの」「どの」や副詞の「こう」「そう」「ああ」「どう」の類。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

しじし【指示詞】

指示の働きを主としている語。「これ・それ・あれ・どれ」など。代名詞はすべて指示の機能をもつが、それ以外に「こう・そう・ああ・どう」の副詞や「この・その・あの・どの」の連体詞も指示の機能をもち、これに含められる。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

世界大百科事典内の指示詞の言及

【空間】より

…個体距離は二つあるいはそれ以上の個体間においてみられる距離であるが,その基礎には,個体ごとに占有する空間というものがあるはずである,というのがホールの主張である。 指示詞は,世界のどの言語にもみられる語群であり,かつ距離的な認識をその語の中に含んでいる。約500の言語の指示詞に関する空間的意味成分の分析から,人間は自己を中心とした,かなり普遍的な同心円状の距離的空間認識を潜在的にもっていることが明らかになった。…

※「指示詞」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

指示詞の関連キーワード性(gender)シナ・チベット語族ロロ・ビルマ語群バントゥ語族エスキモースワヒリ語助字弁略経伝釈詞タイ語朝鮮語