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ムライト mullite

大辞林 第三版の解説

ムライト【mullite】

酸化アルミニウムと二酸化ケイ素との化合物。高温で安定。天然にはまれで、スコットランドのムル島の接触変成岩中に産する。磁器には、普通に存在。粘土と酸化アルミニウムとから焼成されるムライト磁器は、理化学用・調理用磁器、点火プラグなどに用いる。

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デジタル大辞泉の解説

ムライト(mullite)

ケイ酸アルミニウムの化合物。天然にはまれに産する。名称は、英国スコットランド西岸のマル島で発見されたことに由来する。磁器やスラグの中に一般的に存在。無色透明。斜方晶系。耐熱性に優れる。化学式3Al2O3・2SiO2~2Al2O3・SiO2 マル石。ムル石。

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世界大百科事典 第2版の解説

ムライト【mullite】

化学成分Al6Si2O13の鉱物。ただしAl/Si比は3から4まで変化しうる。斜方晶系,長柱状ないし針状の結晶形を示す。ケイ線石とよく似た結晶構造をもち{010}に完全なへき開がある。無色透明,ガラス光沢をもち,比重約3.16,モース硬度7.5。SiO2‐Al2O3系では,広い組成範囲で固溶体を形成し,常圧下では,常温から1850℃で溶融するまでの広い温度領域で安定に存在する。高温領域で安定な,唯一のアルミノケイ酸塩であり,紅柱石,ラン晶石,ケイ線石を常圧で加熱すると容易に生成される。

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