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ムラサキイガイ(紫貽貝) ムラサキイガイblue mussel

世界大百科事典 第2版の解説

ムラサキイガイ【ムラサキイガイ(紫貽貝) blue mussel】

イガイ科の二枚貝(イラスト)。殻は卵三角形で殻頂のほうへ狭くなる。長さ9cm,高さ5cm,膨らみ3.5cmになる。薄質で黒青色であるが,腹側は褐色を帯び,光沢がある。左右の殻の腹側の隙間から足糸を出して岩などに付着する。内面は青白色。足は小さくて,足糸をのばし地物につけて移動する。プランクトンや浮遊有機物を食べる。日本での産卵期は12月より翌年4月ころまでで,1匹の親貝が1200万粒ほどの卵を放出する。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

世界大百科事典内のムラサキイガイ(紫貽貝)の言及

【魚貝毒】より

…食後30分間から3時間ほどで口や手足に麻痺が起こり,重症の場合は呼吸中枢がおかされ死亡する。
[イガイなど]
 プランクトン起源の毒をムラサキイガイなどが中腸腺に蓄積したものである。最近,この毒の化学構造が明らかにされた。…

【生物濃縮】より

…また,生物濃縮現象を利用して,生物体を分析することにより,環境中にごく微量にしか存在していない放射性物質の濃度,あるいはその変化の傾向を推定することができる。この目的で使用される生物を指標生物といい,褐藻のホンダワラ,二枚貝のムラサキイガイなどが利用されている。【稲葉 次郎】。…

【大西洋】より

…その4分の1はシシャモ近縁種で289万t(北西区も含めて293万t,魚種別漁獲量第3位),マダラ近縁種147万t(北西区を含め203万t,魚種別漁獲量第5位),タラ110万tと続く。ムラサキイガイは30万tで,魚種別漁獲量として世界の96%を占める。褐藻の採取量は17万tで世界の7.7%にすぎないが,大西洋全体の92%になる。…

※「ムラサキイガイ(紫貽貝)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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