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ムラサキシタバ Catocala fraxini

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世界大百科事典 第2版の解説

ムラサキシタバ【Catocala fraxini】

鱗翅目ヤガ科の昆虫。開張約9.5cm。前翅は暗い灰色の隠ぺい色だが,後翅には太い青紫色の帯を有する。幼虫はヤマナラシポプラなどにつく。年1化,卵で越冬し,8,9月に出現,おもに北海道と本州中部以北の山地に産する。この類を一括してカトカラという属名で呼ぶことがある。北半球の温帯林に繁栄し,世界に約200種,日本には29種が分布する。後翅に青紫色の帯をもつカトカラはムラサキシタバのみだが,近縁種に黄白色の帯をもつオオシロシタバC.laraを産し,とくに北海道に多い。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ムラサキシタバ
むらさきしたば / 紫下翅蛾
clifden nonpareil
[学]Catocala fraxini

昆虫綱鱗翅(りんし)目ヤガ科に属するガ。はねの開張90ミリ内外の大形種。前翅は灰褐色を帯び、黒点を散布し、第三室の基部に白紋があり、黒色の内外横線が走る。後翅は黒地に美しい青色帯をもち、外縁部は白い。ヨーロッパから日本まで分布し、日本では北海道、本州中部以北の山地に多い。8~10月に出現し、よく灯火に飛来する。幼虫はヤマナラシの葉を食べる。成虫が後翅を下にして、前翅を八の字形に広げ樹幹に静止しているときは、その色と模様が完全に背景と同調してみつけにくい。[井上 寛]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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