メタデータ(読み)めたでーた(その他表記)metadata

翻訳|metadata

デジタル大辞泉 「メタデータ」の意味・読み・例文・類語

メタデータ(metadata)

データについてのデータ。コンピューターファイルなどについて、そのデータの作成者、作成日時、属性を記録したものをいう。

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図書館情報学用語辞典 第5版 「メタデータ」の解説

メタデータ

情報資源を効果的に識別記述・探索するために,その特徴を記述したデータ.一般的には,データについてのデータと定義される.ネットワーク情報資源の管理と結び付いて生まれた概念であるが,図書館界でいえば目録などのデータや各種の識別データと本質的に同じであり,必ずしも新しい概念ではない.それぞれのコミュニティでは,それぞれの情報利用の方式に結びついた独自のメタデータを有しており,その種類はきわめて多くまた多様である.メタデータの相互運用性(他の領域のメタデータの活用,もしくは転用)を確保するために,ダブリンコアをはじめとする既存のメタデータを使用することが多い.共通のメタデータを用いることで,複数の情報源間の横断検索が可能となる.たとえば機関リポジトリではメタデータを網羅的に収集する仕組みを整備し,横断検索を実現している.

出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「メタデータ」の意味・わかりやすい解説

メタデータ
めたでーた
metadata

データに関する諸情報を記述した基本データ。メタmetaとは「超」「包括的な」「上位の」を表すギリシア語由来の接頭辞である。データそのものの内容とは別に、そのデータに関連づけて作成された補助的な情報をさす。デジタル分野におけるメタデータの代表例としては、文書ファイルの作成日時や作成者名、画像ファイルのサイズ、使用された規格などがある。

 メタデータを利用すると、データの効率的な管理、処理、検索が可能になる。とくに画像ファイル、音声ファイルなどでは、現状ではメタデータの部分が検索の対象とされているため、その整備が重要である。近年はインターネット上、または企業内のデータセンター内のサーバーなどに散らばるビッグデータの処理、分析、活用に注目が集まっており、こうした非構造化されたデータを扱う場合には、メタデータの抽出や分析が欠かせない。

[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ASCII.jpデジタル用語辞典 「メタデータ」の解説

メタデータ

データのデータデータの構造や内容、そのデータを扱うアプリケーションなどに関する情報のこと。J2SE 5.0J2SE 5.0で新しく導入された機能のひとつ。実際には、アノテーションと呼ばれる、従来よりも簡素なメタデータの取り扱いのことを指す。アノテーションはJavaの新しい言語仕様で、クラスやメソッド、パッケージなどにメタデータを付けられるもの。J2SE 5.0メタデータ

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