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メロビング美術 メロビングびじゅつ

世界大百科事典 第2版の解説

メロビングびじゅつ【メロビング美術】

フランク王国のメロビング朝(5世紀末~8世紀中葉)の美術で,後の西ヨーロッパ美術を方向づけた。古代末期のローマ美術の伝統とゲルマン美術の抽象的感覚,さらに東方の影響が混在する。 まず工芸では,光や色彩に対する特別な執着と民族特有の抽象文様装飾趣向から,金や宝石による印象的な配色の豪華な装身具や武具,荘厳な宗教的器物などを残した。とくに東方起源の仕切り象嵌(ぞうがん)の技術が発展し,巧妙な細工はヒルデリヒ1世の墓(トゥールネ)出土の剣(480ころ)などにみられる。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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