ポアティエ(英語表記)Poitier, Sidney

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ポアティエ」の意味・わかりやすい解説

ポアティエ
Poitiers

フランス西部,ビエンヌ県の県都。ロアール川支流のビエンヌ川に注ぐクラン川にのぞむ台地上に位置する。アキテーヌ,パリの両盆地を連絡するポアトゥー低地帯の要地で,ツール=ポアティエの戦い (732) ,ポアティエの戦い (1356) など多くの戦いの舞台となった。現在は商業都市で,コムギ,ワイン,木材ウシなどの取引が盛ん。機械,印刷,繊維などの工業もある。ノートルダム・ラ・グランド聖堂 (11~12世紀) をはじめ多数のロマネスク様式の聖堂や宮殿,サンピエール大聖堂 (12~16世紀) などのゴシック建築,ルネサンス期の建築物などが数多く残っている。 1431年創設の大学は,R.デカルトが学んだことで知られる。人口8万 2507 (1990) 。

ポアティエ
Poitier, Sidney

[生]1924.2.24. フロリダマイアミ
[没]2022.1.6. カリフォルニア,ロサンゼルス
アメリカの映画俳優黒人俳優第一人者。『手錠のままの脱獄』 (1958) ではベルリン国際映画祭の,『野のユリ』 (63) ではアカデミー賞の主演男優賞を受賞。 1972年以後,監督業に進出

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