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モダン・タイムス Modern Times

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世界大百科事典 第2版の解説

モダン・タイムス【Modern Times】

1936年製作のアメリカ映画チャールズチャップリン製作・脚本・監督・主演。《街の灯》(1931)と《チャップリンの独裁者》(1940)の間につくられた作品で,チャップリンせりふなしで意味不明の歌詞を歌って声のみ聞かせる。音楽(作曲もチャップリン)とサウンド入りのパートトーキー作品で,〈チャップリン芸術〉がサイレントからトーキーへ移行するはざまの重要な作品である。 冒頭に〈モダン・タイムスとは産業社会とその中での個人の努力――幸福を追いもとめて戦う人間の物語である〉という字幕が出る。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内のモダン・タイムスの言及

【チャップリン】より

… すでにそのころアメリカではトーキー映画時代を迎えていたが,チャップリンは最後までトーキーに反対し,映画は〈純粋に視覚的な新しい芸術形式〉であると信じ,〈映画は沈黙の芸術である〉,トーキーは〈世界最古の芸術であるパントマイムを亡ぼそうとしている〉とも語っている。 チャップリンの喜劇は,感傷的な人道主義にとどまっているとはいえ,資本主義に対する小市民の反抗の表現であるという評価もあるように,《街の灯》から5年後,自分で作曲した音楽を入れたサウンド版の《モダン・タイムス》(1936)では,〈現代資本主義と近代的テクノロジーのもとでの人間疎外〉を告発し,のちに〈赤〉の嫌疑でアメリカから実質的に追放される最初のきっかけとなった。最初のトーキー《チャップリンの独裁者》(1940)では,トーキーそのものの〈暴力性〉を逆用して〈世界人類の敵〉ヒトラーとそのファシズムを弾劾,つづく《チャップリンの殺人狂時代》(1947)では戦争と独占資本を攻撃したため,〈共産主義者〉として下院非米活動委員会に喚問される直接のきっかけになった。…

※「モダン・タイムス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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