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モノドラマ ものどらまmonodrama

翻訳|monodrama

知恵蔵の解説

モノドラマ

一人芝居」のページをご覧ください。

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

デジタル大辞泉の解説

モノドラマ(monodrama)

ただ一人の俳優が演じる芝居。また、一人の人物の心理的変化を象徴的に表現する劇。一人芝居。独演劇。

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大辞林 第三版の解説

モノドラマ【monodrama】

登場人物がただ一人の芝居。個人の内的自我を象徴的に表現しようとする戯曲。チェーホフの「煙草の害について」、コクトーの「声」などが知られる。独演劇。ひとり芝居。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

モノドラマ
monodrama

1人の俳優によって演じられる劇。俳優 J.ブランデス (1735~99) によって,1775~80年頃ドイツで流行した。近代では A.チェーホフの『煙草の害について』 (1886) や J.コクトーの『声』 (1930) が有名。特殊な例としてはロシアの劇作家 N.エフレイノフの作品がある。彼は,戯曲は内的自我の投影であるべきであり,一人の人間はさまざまな実体をもっているのであるから,そのそれぞれを登場人物に置き換え,数人の俳優が演じることによって,主観的な存在としての人間は客観化され,それぞれの観客との結合が生れるという独自の「モノドラマ論」を展開した。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

モノドラマ
ものどらま
monodrama

たった一人の俳優が演ずる演劇、一人芝居。この意味では、古代ローマのパントミモスにその例がみられ、下っては18世紀後半ドイツに俳優・劇作家ブランデスが出て流行する。音楽の伴奏で合唱隊が大筋を物語り、俳優が身ぶりによるパントマイムで視覚化していくのが一般であった。しかし、今日いうところのモノドラマはもうすこし内面性を重視し、一人の人物の心理的変化を克明に描き出すドラマをさす。こうしたモノドラマ論に影響を与えた人に、20世紀初頭のロシアの詩人エウレイノフがいる。彼は、登場人物の内的体験を観客が深く自らの体験とすることを演劇の本質とみなし、モノドラマこそ演劇の本来的あり方だと論じた。[高師昭南]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内のモノドラマの言及

【モノローグ劇】より

…1775年から80年にかけてドイツの俳優ブランデスJohann Christian Brandes(1735‐99)がみずからの演技力を誇示するために盛んに実践し,人気を得た。これはモノドラマmonodramaと呼ばれるが,モノローグ劇という言葉は一般にもう少しまとまった一幕劇ないし一回の演目として十分な長さの劇を指すようである。例えばチェーホフの《タバコの害について》やコクトーの《声》はそういう一幕物だが,前者は登場人物が観客に向かって語りかけるというかたちを,後者は人物の電話でのやりとりを観客が聞くというかたちをとっている。…

※「モノドラマ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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