コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

ライブドア粉飾決算 らいぶどあふんしょくけっさん

知恵蔵の解説

ライブドア粉飾決算

東京地検特捜部は2006年1月23日、ライブドアの堀江貴文前社長(当時33)を証券取引法違反(偽計取引、風説の流布)容疑で逮捕、その後同社の決算を粉飾した容疑で再逮捕した。東京大学在学中にインターネット関連会社を起こして上場、株式分割や企業合併・買収を繰り返し、グループ全体の時価総額を10年で約1兆円にした時代の「寵児」だった。この間プロ野球の近鉄球団買収に名乗りを上げ、ニッポン放送株を買い占めた。06年2月、共犯としてライブドア前取締役の宮内亮治被告(当時38)ら3人が最初に起訴された。起訴状によると、堀江被告らはライブドアがすでに買収済みの出版社「マネーライフ」を、新たに関連会社「ライブドアマーケティング」が株式交換によって買収する形を取ることで、ライブドア本体としてライブドアマーケティング株を取得することを計画。さらに取得したライブドアマーケティング株の価格をつり上げて多くの売却益を得るため、(1)04年10月に買収を発表した際、株式交換比率などについて虚偽の内容を公表、(2)04年11月に出したライブドアマーケティングの決算短信で本当は赤字なのに経常利益7200万円と偽った、などとされる。追起訴の粉飾決算は、ライブドアの04年9月期の連結決算で約53億4700万円を粉飾したとされる。約3億1300万円の経常損失が発生していたのに、売り上げ計上が認められていない自社株の売却収入約37億6700万円を売上高に含め、子会社2社に対する架空売り上げ計15億8000万円を計上するなどの手口で、約50億3400万円の経常利益が出たように装った有価証券報告書を提出した。監査を担った公認会計士、法人としてのライブドア、ライブドアマーケティングも起訴された。06年5月に東京地裁であった宮内被告らの初公判で、検察側は堀江被告が粉飾を主導したと指摘。堀江被告は4月27日、保釈保証金3億円で東京拘置所から保釈された。9月の初公判で堀江被告は「起訴は心外」と起訴事実を全面的に否認した。

(緒方健二 朝日新聞記者 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について | 情報

ライブドア粉飾決算の関連キーワード[各個指定]芸能部門ヘレン ミレン意匠テキサス大学アイスランドの要覧アイルランドの要覧アルゼンチンの要覧アルバニアの要覧イラクの要覧エストニアの要覧

今日のキーワード

所信表明演説

政府の長が施政に関する考え方を明らかにするために行う演説。日本の国会では、臨時国会や特別国会の冒頭に内閣総理大臣が衆議院および参議院の本会議場で行い、当面の問題を中心にその国会における内閣の方針を示す...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

ライブドア粉飾決算の関連情報