粉飾(読み)フンショク

デジタル大辞泉 「粉飾」の意味・読み・例文・類語

ふん‐しょく【粉飾/×扮飾】

[名](スル)
飾りつくろうこと。うわべをとりつくろって立派に見せかけること。「事実を―して話す」
紅や白粉おしろいで化粧すること。美しく装い飾ること。
「忙しさの間にも自分を―するのを忘れずにいる葉子自身が」〈有島或る女
[類語]飾り装飾修飾文飾虚飾見せ掛ける装う偽装する狂言カムフラージュ決め込む芝居を打つ

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精選版 日本国語大辞典 「粉飾」の意味・読み・例文・類語

ふん‐しょく【粉飾・扮飾】

  1. 〘 名詞 〙
  2. べに・おしろいなどで化粧すること。美しく装いかざること。
    1. [初出の実例]「これ程の忙しさの間にも自分を粉飾(フンショク)するのを忘れずにゐる葉子自身が」(出典:或る女(1919)〈有島武郎〉後)
    2. [その他の文献]〔史記‐滑稽伝・西門豹〕
  3. 立派にみせかけること。うわべをとりつくろうこと。
    1. [初出の実例]「基かたぶき破れしを、やがてをしなをして粉飾を加ふるに異ならず」(出典:読史余論(1712)二)
    2. [その他の文献]〔蘇軾‐再上皇帝書〕

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普及版 字通 「粉飾」の読み・字形・画数・意味

【粉飾】ふんしよく

化粧する。表面を飾る。〔韓詩外伝、五〕善く人をする、故に人之れを樂しむ。

字通「粉」の項目を見る

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