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ラブルール laboureur

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ラブルール
laboureur

一般に土地を耕す人をさすフランス語で,たとえば畝溝をつける農夫,自作農小作農を意味する。フランス絶対王政期に入るとこの語は農民階層の一つを意味するようになった。地方によってその定義が異なるが,17世紀北フランスでは,中農以上の,主として借地で経営を拡大できた階層をラブルールとしており,自作農か小作農かの区別はみられない。彼らは少くとも1台の有輪犂をもち,それを引かせる馬2頭を所有していた。

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世界大百科事典 第2版の解説

ラブルール【Jean‐Émile Laboureur】

1877‐1943
フランスの画家,版画家,挿絵画家。18歳でパリに出,ルペールに木版を,ロートレックに石版を伝授されるが,その本領は1916年から始めた銅版画(エッチング,ビュラン)にある。初期にはキュビスムを反映した様式をとったが,円熟期には確かな技量のビュランによる堅い線の中に,アール・デコに共通する知的な優美さを含んだ作風を完成した。【小勝 礼子】

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世界大百科事典内のラブルールの言及

【独立自営農民】より

…これらの農民は,領主から保有している土地に対する自己の権利を強化して事実上の土地所有農民になるとともに,その土地からの生産物で家計を維持するのみならず,負担の軽減と生産力の発展とによってしだいに剰余生産物を市場で販売しうるようになり,農産物や家内工業製品(毛織物など)を販売する商品生産者になっていった。こうして封建社会の解体の中から生まれた独立自営農民は,イギリスではヨーマンyeoman,フランスではラブルールlaboureurなどと呼ばれ,彼らがさらに商品生産者として成長し,かつ貧富の両極に分解することを通じて,農村内部で資本主義が形成されていったといわれる。このように独立自営農民は資本主義形成の母体になったから,資本主義を生み出すとともに18世紀以降に解体したとされる。…

※「ラブルール」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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