コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

ラマルキズム Lamarckism

翻訳|Lamarckism

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ラマルキズム
Lamarckism

フランスの C.ラマルクが 19世紀初頭に唱えた進化学説で,親が獲得した諸形質は子孫に伝わりうるというものである。この説によると,動物が継続して使用する器官は代を重ねるにつれてますます発達し,反対に使用しない器官は次第に退化して痕跡的となり,やがて消失する。このようにして生物の進化が行われるという説であるが,今日では信じられていない。しかし,進化の概念を最初に述べたものとして評価される。なおラマルクの考えの根底には,生物にはすべて前進的傾向が内在するという見方があり,それが外面条件に規定されて特定の方向に発展するのが,特定形質の発達なのである。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

世界大百科事典 第2版の解説

ラマルキズム【Lamarckism】

ラマルク学説,ことに獲得形質の遺伝を認める立場。しかしJ.B.ラマルクにおいては,生物におのずからの発展の傾向が内在するという観念も中心的であり,その観念と関連する定向進化的意想もしばしばこれに含まれる。C.ダーウィンによる進化論の確立以後,ラマルクの母国フランスではジアールA.M.Giard,ラボーE.Rabaudなどのラマルク派の学者が出て,おもに獲得形質の遺伝を主張した。アメリカではパッカードA.S.Packardが1885年に,ラマルキズムの発展としてのネオラマルキズムneo‐Lamarckismを主張したが,ネオ(新)の意味は明確ではない。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

大辞林 第三版の解説

ラマルキズム【Lamarckism】

ラマルクの学説に基づく進化思想。獲得形質の遺伝という考えが底流にある。

出典|三省堂大辞林 第三版について | 情報

ラマルキズムの関連キーワードハイアット動物哲学コープ底流

今日のキーワード

異常天候早期警戒情報

5日から 8日先を最初の日とする 7日間の平均気温がかなり高い,またはかなり低い確率が 30%以上と見込まれる場合に注意を呼びかけるため気象庁から発表される情報。低温や猛暑が長く続くと,人の活動や農作...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android