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ラーフェンスブルク会社 ラーフェンスブルクかいしゃGrosse Ravensburger Handelsgesellschaft

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ラーフェンスブルク会社
ラーフェンスブルクかいしゃ
Grosse Ravensburger Handelsgesellschaft

近代初期の南ドイツの商事会社の一つ。ボーデン湖畔の都市ラーフェンスブルクで 1380年頃3つの商家が結合して誕生した。元来は麻織物取引を営んでいたが,次第に各種の取引に進出し,15世紀末期には資産 13万 2000金グルデンに達する大会社に成長した。その支店網も広く,スイス,イタリア,スペイン,フランス,オランダに及び,イタリア人,スペイン人から「ドイツ人の大会社」と呼ばれた。金融業と鉱山業への進出度が少く,この点でフッガー家ウェルザー家などの南ドイツ大資本と異なる。時代が進むとともに勢力を失い,1530年に解散。

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世界大百科事典 第2版の解説

ラーフェンスブルクかいしゃ【ラーフェンスブルク会社 Die Ravensburger Handelsgesellschaft】

南ドイツ,ボーデン湖畔の帝国都市ラーフェンスブルクに本拠を置く中世末の大商事会社。20世紀初めに膨大な営業文書が発見されて伝説的なこの会社の存在が明らかになった。フンピス,モエッテリ,ムントプラット3商会の結合によって1380年に設立され,6年契約を更新して1530年まで150年間続いた。営業の主力は麻織工への前貸しと麻織物の買占め,その南欧への販売,これと交換にイタリアから香料など奢侈品の輸入の仲買で,そのためにジェノバ,ミラノ,リヨン,バルセロナ,ブリュージュなどに10以上の支店を設け,南ドイツとスイスの100家族以上から出資を受け入れていた。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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