ルサンチマン(その他表記)〈フランス〉ressentiment

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精選版 日本国語大辞典 「ルサンチマン」の意味・読み・例文・類語

ルサンチマン

  1. 〘 名詞 〙 ( [フランス語] ressentiment ) 怨恨、遺恨、復讐感情。特に、ニーチェの用語で、弱者の強者に対する憎悪をみたそうとする復讐心が、内攻的に鬱積した心理をいう。キリスト教の道徳、社会主義運動などのなかにこの心理があるとされる。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ルサンチマン」の意味・わかりやすい解説

ルサンチマン
ressentiment

怨恨,復讐を意味する語。特にニーチェは,強者の君主道徳と対比して,弱者の奴隷道徳は強者に対するルサンチマンによるものだとした。彼によれば,元来道徳の根底には生命の根源からくる力強さがあるが,弱者は強者に対する反感をもち続け,一般の既成道徳を生じさせるとした。またキリスト教的世界観と,その派生としての近代市民社会における社会主義運動との両者にこの心理を指摘する。これに対し M.シェーラーはキリスト教についてはニーチェの考えを否定したが,革命を志向する社会主義運動はルサンチマンに根をもつと説いた。

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