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ルチア

世界大百科事典 第2版の解説

ルチア【Lucia[イタリア]】

4世紀初め,ディオクレティアヌス帝の迫害で殉教したシチリア島シラクサの聖女。ラテン語読みではルキア。伝説によれば,アガタの墓に詣で母の病気回復を願ったところ,すぐにいやされた。神に感謝して財産を貧者に施したため,婚約者に密告され,捕らえられた。連行される際,大勢の兵士や牛に引かれたが動かず,火刑にも無事であったため,剣で首を切られた。また,彼女のひとみの美しさのとりこになり苦しむ青年があると聞き,自分の目をくりぬいて届けさせたとの伝説もある。

ルチア【Lucia】

ドニゼッティの代表的オペラ。正式名《ランメルモールのルチアLucia di Lammermoor》。1835年の春から夏にかけて作曲され,同年9月にナポリのサン・カルロ劇場で初演された。3幕7場。台本はW.スコットの小説《ラマームーアの花嫁》(1819)をS.カンマラーノが脚本化したもの。 ランメルモールの領主エンリコは,妹ルチアを政略的に高官アルトゥーロのもとへ嫁がせようとする。だがルチアは,兄の仇敵エドガルドと愛し合っている。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ルチア
るちあ

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