ワイカト川(読み)ワイカトがわ(英語表記)Waikato River

改訂新版 世界大百科事典 「ワイカト川」の意味・わかりやすい解説

ワイカト[川]
Waikato River

ニュージーランド北島にある同国最長の川。長さ425km。北島中央部のルアペフ山に発し,タウポ湖ハミルトンを経てオークランド南方タスマン海に注ぐ。上・中流部には八つの水力発電所があって,ダム人造湖が連なり,二つの地熱発電所を加えて重要な発電地帯となっている。下流部は湿地が多かったが,土地改良により酪農地帯となっている。名称マオリ語に由来する。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ワイカト川」の意味・わかりやすい解説

ワイカト川
ワイカトがわ
Waikato River

ニュージーランド最長の川。ノース島のトンガリロ国立公園中のルアペフ山に発し,タウポ湖を経てオークランドの南でタスマン海に注ぐ。全長 425km。沿岸にタウポ,ロトルア,ハミルトンの諸都市,下流域に多く湖沼がある。タウポ湖で水力発電に利用され,マレタイ発電所 (1952) はじめ多くの発電所がある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ワイカト川」の意味・わかりやすい解説

ワイカト川
わいかとがわ
Waikato

ニュージーランド最大の川。北島の中央火山地に発し、タウポ湖を経て、おおむね北北西に流路をとり、タスマン海へ流入する。長さ425キロメートル。北島最大の電源地帯をなす。中流にハミルトン市を抱え、付近一帯はこの国最大の酪農地帯となっている。

[浅黄谷剛寛]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android