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ワガノワ Vaganova, Agrippina

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ワガノワ
Vaganova, Agrippina

[生]1879.6.26. ロシア帝国,サンクトペテルブルグ
[没]1951.11.5. ソビエト連邦,レニングラード
ソビエト連邦の舞踊家。フルネーム Agrippina Yakovlevna Vaganova。1897年マリインスキー劇場バレエ団に入り,1917年引退する直前までバレリーナの称号を得られないままであった。引退後はバレエ塾で教え始め,1921年ペトログラード国立舞踊学校(のちのレニングラード帝室舞踊学校)に転任,キーロフ・バレエ団の教師を経て 1934年校長に就任した。ワガノワ・メソッドの確立者,教師として有名で,『ワガノワのバレエ・レッスン』(原題『クラシック舞踊の基礎』,1934)は現代バレエ教育の標準とされる。国内でガリーナ・S.ウラノワ,マリーナ・T.セミョーノワらを育て,ハラルド・ランダーらを通してヨーロッパ,アメリカ合衆国にロシア・スタイルのバレエを紹介した。レニングラード帝室舞踊学校は 1957年,ワガノワの功績をたたえ,名称をワガノワ・バレエ・アカデミーに改めた。

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百科事典マイペディアの解説

ワガノワ

ロシアの女性舞踊家。ペテルブルグ生れ。1916年までマリインスキー劇場の舞台に立ち,1921年以降母校ペトログラード(のちレニングラード)舞踊学校の教師としてウラノワらの名バレリーナを育てた。

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世界大百科事典 第2版の解説

ワガノワ【Agrippina Yakovlevna Vaganova】

1879‐1951
ソ連邦の女流舞踊家,舞踊教師。ペテルブルグに生まれた。1897年ペテルブルグ帝室劇場バレエ学校卒業後,1916年までマリインスキー劇場で踊り,21年母校の教師となり革命後の荒廃のなかからセミョーノワ,ウラノワら第一級の踊り手たちを輩出させた。彼女の舞踊理論をまとめた《古典舞踊の基礎》(1934)は,唯一の教則本として世界各地で版を重ねた。31‐37年キーロフ劇場(旧マリインスキー劇場)バレエ団(レニングラード・バレエ団)芸術監督をつとめ,《白鳥の湖》《エスメラルダ》の新演出を手がけたが,彼女の本領は教育にあり,その教授法はいわゆるロシア派の芸風を支える根幹として今日ロシア各地の舞踊教育機関の共通の財産となっている。

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