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ワークハウス ワークハウス work house

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デジタル大辞泉の解説

ワーク‐ハウス(work house)

17~19世紀の英国に設けられた貧困者収容施設。救貧作業場などと訳される。救貧行政の一環として設置された施設で、当初は、収容者に対して仕事と報酬を提供するものであったが、19世紀になると、貧困者救援抑制を目的とした懲罰的な労役を科す施設に変容した。
[補説]現在日本では、就労を希望する障害者に対して働く場を提供し、就労のための知識・能力向上の訓練を行う障害福祉サービス事業所をワークハウスとよぶことが多い。ただしこれは行政が定めた名称ではなく、事業所任意のものである。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ワークハウス
わーくはうす
workhouse

労役場あるいは救貧作業場などと訳される貧民収容施設。その理念は、市民革命期(重商主義)と、産業革命期(自由放任主義)とで差がある。主としてイギリスに例をとれば、絶対王制確立期にカトリックヒューマニストたちによって雇用保障の必要性がいわれ、1572年法より「授産財料を税金によって準備して稼働させる」制度が登場し、1597年法以来、自治体のなかで積極的に設立することとなる。本格的には、名誉革命期に流行となり、1722年、ナッチブル法の成立をみる。その後の自由主義経済理念成立のなかで、ワークハウスは「貧民の有利な雇用」から「救援抑制のための見せしめの場」に転じ、1834年改正救貧法のなかのワークハウスの役割は有名である。[白沢久一]

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世界大百科事典内のワークハウスの言及

【行刑】より

…これはプロテスタンティズムと重商主義の影響を背景にヨーロッパ各地に広がった。この懲治場house of correctionは,浮浪者を犯罪者予備軍として対象にする点で,救貧対策上のワークハウスwork houseとは起源を異にしていた(イギリスの1609年法は前者に対して単なる改善的処遇のかわりに刑罰的懲戒を権限づけた)。しかし,やがて両者は融合し,軽罪者をも収容しつつ旧来の牢獄jailとも融合していった。…

※「ワークハウス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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