ヴィルヘルム(1世)(英語表記)WilhelmⅠ

旺文社世界史事典 三訂版 「ヴィルヘルム(1世)」の解説

ヴィルヘルム(1世)
WilhelmⅠ

1797〜1888
プロイセン王(在位1861〜88),ドイツ帝国初代皇帝(在位1871〜88)
兄フリードリヒ=ヴィルヘルム4世のあとをついで即位。1862年からビスマルクを用いて軍国主義政策を進め,64年の対デンマーク戦争,66年の普墺 (ふおう) 戦争に勝って北ドイツ連邦を組織した。さらに1870〜71年の普仏 (ふふつ) 戦争の勝利により,ドイツの統一を完成してドイツ帝国を樹立し,初代の皇帝となった。親ロシアの立場に立ち,独墺同盟に反対であったが,結局,ビスマルクの外交政策にまかせた。1878年に2回の皇帝暗殺未遂事件が起こり,社会主義者鎮圧法を制定して社会主義運動を厳しく取り締まった。

出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ヴィルヘルム(1世)」の意味・わかりやすい解説

ヴィルヘルム(1世)
ぶぃるへるむ

ウィルヘルム(1世)

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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