ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「新航路」の意味・わかりやすい解説
新航路
しんこうろ
Neuer Kurs
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
ビスマルク失脚後のドイツ皇帝ウィルヘルム2世と帝国宰相カプリービの政治に対する標語。1890年3月ビスマルクが辞表を提出すると、ウィルヘルム2世は同月22日、ビスマルクに反対していたワイマールのゲルツ伯に電報を送って宰相の更迭を伝え、そのなかで「針路は旧(もと)のまま、全速前進」と述べた。新宰相カプリービは、4月15日の所信表明演説でこれを引用し、ドイツの政策の連続を説明したが、世人はむしろ政局の転換を感じ取り、新政府の政策を逆に「新航路」と称するようになった。事実、「新航路」政府は、ドイツ、ロシア間の再保障条約の不更新、新通商条約による穀物関税の引下げ、イギリスとの植民地交換、社会主義者鎮圧法の廃棄、社会保障の拡大などの政策を通じて、ビスマルクの政策からしだいに離れることになった。
[岡部健彦]
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
大陸中心の安全保障政策を行ったビスマルクの失脚(1890年)ののち,20世紀初頭にかけて皇帝ヴィルヘルム2世が行った帝国主義的海外膨張政策。この表現は皇帝が国家を軍艦になぞらえて「針路は前と同じ,全速力で前進」といったことに由来する。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報
出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報
宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...
12/17 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新