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一電子結合 いちでんしけつごうone‐electron bond

世界大百科事典 第2版の解説

いちでんしけつごう【一電子結合 one‐electron bond】

1個の電子が2個の原子核A,Bによって共有されることによってAB間に生じる化学結合を指す。一電子結合の解離エネルギーは,2個の電子が対をなすことによって形成される通常の共有結合の解離エネルギーよりも小さい。一電子結合の代表例は水素分子イオンH2にみられ,その解離エネルギーは水素分子H2の解離エネルギー4.27×105J/molの約60%にあたる2.55×105J/molである。【田隅 三生】

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世界大百科事典内の一電子結合の言及

【化学結合】より

…そのほかに配位結合,水素結合,電荷移動相互作用など,また電気双極子や分極に基づく相互作用もある。さらにやや特殊なものとして一電子結合がある。分子がいくつかの原子核といくつかの電子から構成されているという観点に立てば,化学結合の問題は原子核‐原子核,電子‐電子,原子核‐電子の相互作用と電子および原子核の運動,さらに電子スピンなどの因子を含めて考慮することによって,原理的には統一的な理解に到達できるはずのものである。…

※「一電子結合」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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