三人の奪われた王女(読み)さんにんのうばわれたおうじょ

世界大百科事典 第2版の解説

さんにんのうばわれたおうじょ【三人の奪われた王女】

伝説・昔話の話型の一つ。この話は黒海沿岸の小アジアに特に濃く分布しているため,その地方に起源があるのではないかと考えられている。しかしその分布はひろく,北欧,アイルランドにもかなり多くの類話がみられ,ほとんど全ヨーロッパにあるといえる。したがって変化も多いが,カフカスの類話を例にとって説明すると,王がたいせつにしている庭のリンゴが盗まれるので,3人の王子が順に見張りにいき,三男のみが盗人である魔神に矢を命中させる。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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