三槐(読み)サンカイ

デジタル大辞泉 「三槐」の意味・読み・例文・類語

さん‐かい〔‐クワイ〕【三×槐】

中国の周代、外庭に3本のえんじゅを植え、三公座席をそれに向けて設けた故事から》三公異称

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精選版 日本国語大辞典 「三槐」の意味・読み・例文・類語

さん‐かい‥クヮイ【三槐】

  1. 〘 名詞 〙 ( 中国、周代に太師太傅(たいふ)太保の三公が、朝廷の庭に植えた三本の槐(えんじゅ)対座して執務にあたったところから ) 「さんこう(三公)」の異称。
    1. [初出の実例]「三槐庭平 九棘門静」(出典:本朝文粋(1060頃)一三・浄妙寺塔供養呪願文〈大江以言〉)
    2. [その他の文献]〔周礼‐秋官〕

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普及版 字通 「三槐」の読み・字形・画数・意味

【三槐】さんかい(くわい)

三公。周の三公の外朝に、槐(えんじゆ)をうえた。〔周礼秋官、朝士〕の外つるの(法)を掌る。~三槐に面して、三位す。

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