三河島(読み)みかわしま

日本大百科全書(ニッポニカ)「三河島」の解説

三河島
みかわしま

東京都荒川区の中央部、現在の荒川1~8丁目などにあたる旧地名。現在はJR常磐線(じょうばんせん)の駅名に残っている。徳川家康入府のおり、三河以来の武士の知行(ちぎょう)地となったための呼称といわれるが、『小田原衆所領役帳』にすでに「三川ヶ嶋」の名がある。明治末からの東京拡張計画によって引き受けた下水処理場は荒川8丁目に、火葬場(町屋斎場)は北隣の町屋地区にある。下水処理場には人工地盤を利用した荒川自然公園が設置(1974)されている。この辺は東京北部低地工業地域の一角として、自転車工業をはじめ、皮革、ゴムなど零細な下請工場の密集地域をなしている。また、荒川2丁目には荒川区役所があり、周辺には公共施設が多い。1962年(昭和37)三河島駅構内で列車二重衝突による鉄道事故が起き、死者160、負傷者296を出した。

[菊池万雄]


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百科事典マイペディア「三河島」の解説

三河島【みかわしま】

東京都荒川区の中・南部地区。荒川南側低湿地で,大正時代までは水田,畑作地帯。大正期後半からスラム街が形成され,百間長屋を連ねた。現在は中小工場,商店,住宅が混在。西隣の日暮里(にっぽり)地区に常磐線三河島駅がある。1962年5月160人の死者を出した三河島事故が起こった。京成電鉄本線も通じる。

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デジタル大辞泉「三河島」の解説

みかわしま〔みかはしま〕【三河島】

東京都荒川区中央部の地域。旧町名。

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