20世紀日本人名事典 「三浦つとむ」の解説 三浦 つとむミウラ ツトム 昭和期の評論家 生年明治44(1911)年2月15日 没年平成1(1989)年10月27日 出生地東京 本名三浦 二郎 学歴〔年〕東京府立工芸学校印刷科中退 経歴商店事務員として働きながら独学で社会科学を学ぶ。戦前はコップ(日本プロレタリア文化運動)の活動で数回検挙される。戦後の昭和23年に日本共産党に入党するが、スターリンの言語論を批判したことから、26年に党から除名、スターリン批判の先駆となる。時枝誠記の言語過程説を唯物弁証法の立場から発展させた独自の三浦言語学を形成、表現論を中心に注目を集めた。主著に「弁証法はどういう科学か」「日本語とはどういう言語か」「認識と芸術の理論」など。 出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報 Sponserd by
デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「三浦つとむ」の解説 三浦つとむ みうら-つとむ 1911-1989 昭和時代の哲学者,言語学者。明治44年2月15日生まれ。唯物論哲学をまなぶ。昭和23年共産党にはいるが,スターリン批判により26年除名された。唯物弁証法の立場から独自の言語学を展開し,主著に「認識と言語の理論」がある。平成元年10月27日死去。78歳。東京出身。東京府立工芸中退。本名は二郎。著作はほかに「日本語はどういう言語か」など。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by