三田誠広(読み)ミタマサヒロ

デジタル大辞泉 「三田誠広」の意味・読み・例文・類語

みた‐まさひろ【三田誠広】

[1948~ ]小説家大阪の生まれ。編集者フリーライターを経て文筆活動に入る。「僕って何」で芥川賞受賞。他に「いちご同盟」「地に火を放つ者」「恋する家族」など。評論随筆も多い。

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百科事典マイペディア 「三田誠広」の意味・わかりやすい解説

三田誠広【みたまさひろ】

小説家。大阪府生れ。早大演劇科卒。《Mの世界》(1966年)で《文芸》学生小説コンクール佳作入選。1977年,シラケ世代学生運動を扱った《僕って何》で芥川賞受賞。《赤ん坊の生まれない日》《野辺送りの唄》などで同じモティーフを展開した。他に,パロディ《竜を見たか》,私小説風の《日常》などがある。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「三田誠広」の解説

三田誠広 みた-まさひろ

1948- 昭和後期-平成時代の小説家。
昭和23年6月18日生まれ。三田和代の弟。業界誌編集者,フリーライターなどをへて,昭和52年全共闘運動を背景にした「僕って何」で芥川賞をうけ,文筆生活にはいる。「野辺送りの唄」「地に火を放つ者」「恋する家族」などの小説のほか,評論,随筆も多数。平成9年母校早大の客員教授。大阪出身。

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