三筋町(読み)ミスジマチ

デジタル大辞泉 「三筋町」の意味・読み・例文・類語

みすじ‐まち〔みすぢ‐〕【三筋町】

京都の六条室町にあった遊郭。寛永18年(1641)島原移転。また、その島原異称

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精選版 日本国語大辞典 「三筋町」の意味・読み・例文・類語

みすじ‐まちみすぢ‥【三筋町】

  1. [ 一 ] 京都市下京区、六条新町通と室町通の間にあった遊郭。寛永一七年(一六四〇)島原に移転したが、その後も上・中・下の三町からなっていたため島原の異称ともなる。六条三筋町。六条柳町。
    1. [初出の実例]「かくて日もはやくれぬと、いふこゑに、六条三すじまちを、かへらせ給ふに」(出典:仮名草子・露殿物語(1624頃))
  2. [ 二 ] 東京都台東区三筋・蔵前四丁目・元浅草三丁目・寿一丁目を占めていた旧町名。江戸時代、付近三味線堀があって、東ノ町・中ノ町・西ノ町の三つの通りがあった。古くは鳥越神社境内で、ウグイス名所

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日本歴史地名大系 「三筋町」の解説

三筋町
みすじまち

[現在地名]彦根市京町きようまち三丁目・佐和町さわちよう

上藪下かみやぶした町の西方にあり、北町・中町南町に分れ、町名は東西に併行する三筋の街路に面したことに由来する。慶安四年(一六五一)の家並帳(彦根市史)では禄高三〇〇―一〇〇石の武士一三人が確認され、江戸後期には鷹役の村田氏、祐筆加役の真野氏、祐筆の駒居氏など四氏、馬役の羽田氏、弘道こうどう館素読方の黒屋氏などが住していた(井伊家役人帳など)

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