デジタル大辞泉
「三角柏」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
みつの‐かしわ ‥かしは【三角柏】
〘名〙 (「みつのがしわ」「みづのかしわ」とも)
①
宮内の
豊明節会(とよのあかりのせちえ)や
神供(じんく)などに、酒や飯を盛るのに用いた葉。
先端がとがって三つに分かれた大きな葉だという。また、
おおたにわたり・かくれみのの葉ともいう。みつながしわ。
※丹生祝氏文(800)「美津乃加志波、波麻由布飯盛器と寄給き」
② 伊勢神宮で三節祭および柏流しの神事の時、
占いに使用した柏の葉。投げて立てば願いがかなうとされた。あるいは、水にのせ、沈めば願いがかなわず、浮けばかなうとした。また、その占い。みつがしわ。
※輔親集(1038頃)「女日をたちかくれつつみつのかしはといふかしはをおこせて」
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出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報