デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「三野王」の解説 三野王 みののおう ?-708 飛鳥(あすか)時代の官吏。栗隈(くりくま)王の王子。壬申(じんしん)の乱のとき,筑紫大宰(つくしのおおみこともち)の父とともに任地におり,弟の武家(たけいえ)王とともに大友皇子の使者をおいかえす。筑紫大宰率(だざいのそち),摂津大夫(だいぶ),治部卿などを歴任,従四位下にいたる。県犬養橘三千代(あがたのいぬかいのたちばなの-みちよ)とのあいだに橘諸兄(たちばなの-もろえ)らをもうけた。和銅元年5月30日死去。美努王,弥努王,美弩王ともかく。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例