上北山[村](読み)かみきたやま

世界大百科事典 第2版の解説

かみきたやま【上北山[村]】

奈良県南東部,吉野郡の村。人口1023(1995)。東は大台ヶ原山などの台高山脈によって三重県と接し,西部には弥山(みせん)などの大峰山脈が走り,中央部を北山川が南流する。村域の97%が山林で,急峻な地形をなす。大台ヶ原山は年間降水量が4700mmをこえる日本屈指の多雨地帯である。熊野川電源開発計画により,1962年に坂本ダム,64年には池原ダムが完成し,東ノ川,白川の両集落約200戸が水没,その6割が村外に移住した。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内の上北山[村]の言及

【熊野杉】より

…和歌山県熊野川河口の新宮を輸送基地とする杉材の称であるが,主産地は上流の北山郷(現,奈良県吉野郡上北山村,下北山村)である。杉,ヒノキ天然林の蓄積豊かな北山地方の林業開発は,同地方が江戸幕府領となった近世初期に始まるが,その当時から幕府は北山郷14ヵ村に〈木年貢〉制を敷き,本年貢代りに収納する杉,ヒノキ材(長さ3間半の1尺2寸角木)のほか,材木前渡金に当たる〈拝借銀〉を融資し,併せて年800本を超える良材を上納させた。…

※「上北山[村]」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

今日のキーワード

上意下達

上位の者や上層部の命令・意向を、下に伝えること。⇔下意上達。[補説]この語の場合、「下」を「げ」とは読まない。...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android