デジタル大辞泉
「下意識」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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か‐いしき【下意識】
- 〘 名詞 〙 明瞭な意識に対して、意識されていないが、思い出すことができるもの。潜在意識。
- [初出の実例]「これはフロイドに拠れば前意識であり、ヤスパースに拠れば下意識である」(出典:冥府(1954)〈福永武彦〉)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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下意識
かいしき
subconsciousness
S.フロイトは人間の心的状態を意識,前意識,無意識に分けるが,このうち普段は明瞭に意識されないが特別に注意を払うと意識化されることのある領域が前意識である。厳密な精神分析学の立場から離れてこれと似たような現象を日常生活では下意識もしくは潜在意識と呼んでいる。ただしフロイトの無意識でさえも精神分析医の助けを借りると意識化されるのでその境界はかなり曖昧である。したがって下意識もしくは潜在意識という言葉までフロイトのいう無意識をさすこともある。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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