世界ジオパーク(読み)セカイジオパーク

共同通信ニュース用語解説 「世界ジオパーク」の解説

世界ジオパーク

地球大地を意味する「ジオ」と「パーク」(公園)を組み合わせた造語。学術的に貴重な地形地質などを備えた自然公園で、地域の暮らしや文化歴史の保全・活用も目的に2004年から認定が始まった。当初国連教育科学文化機関(ユネスコ)の支援を受けた民間団体「世界ジオパークネットワーク」が認定していたが、15年からユネスコの正式事業となった。

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事典 日本の地域遺産 「世界ジオパーク」の解説

世界ジオパーク

「世界ジオパーク」は、ユネスコの支援で2004(平成16)年に設立された世界ジオパークネットワークが認定する。ジオパークは地形・地質的に見て価値の高い場所である地質遺産を多数含む地域のこと。これらを保全し、教育に活用しジオツーリズム(地形・地質を中心として生態系、さらに地域の歴史・伝統・文化を対象とする観光)による地域の持続的な発展を目指している。欧州や中国など中心に27ヶ国で、88ヶ所が認定されている。4年に1度の再審査があり、ジオパークとして一定以上のレベルを維持することが求められる。日本では2009(平成21)年に洞爺湖有珠山、糸魚川島原半島の3地域、2010(平成22)年山陰海岸、2011(平成23)年室戸の計5ヶ所が認定されている(2012年5月現在)。
[選定機関] 世界ジオパークネットワーク(GGN)
[選定時期] 2004(平成16)年~
[登録・認定名] 洞爺湖有珠山ジオパーク | 糸魚川ジオパーク | 島原半島ジオパーク | 山陰海岸ジオパーク | 室戸ジオパーク

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域遺産」事典 日本の地域遺産について 情報

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