中一弥(読み)ナカカズヤ

デジタル大辞泉 「中一弥」の意味・読み・例文・類語

なか‐かずや【中一弥】

[1911~2015]挿絵画家大阪の生まれ。本名福寿ふくじゅ。作家逢坂剛の父。小田富弥師事昭和4年(1929)直木三十五小説「本朝野士やし縁起」の挿絵デビュー。以後、歴史時代小説の挿絵を数多く手がけた。平成5年(1993)菊池寛賞受賞。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「中一弥」の解説

中一弥 なか-かずや

1911- 昭和-平成時代の挿絵画家。
明治44年1月29日生まれ。逢坂剛の父。小田富弥に師事。昭和4年デビュー,上京して新聞や雑誌にかく。海音寺潮五郎武将列伝」,村上元三「天の火柱」,池波正太郎雲霧仁左衛門」「剣客商売」などの挿絵で知られる。平成5年菊池寛賞。26年吉川英治文化賞。大阪府出身。本名は福寿

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android