デジタル大辞泉 「中古文学」の意味・読み・例文・類語 ちゅうこ‐ぶんがく【中古文学】 日本文学史において、平安時代に成立した文学。仮名文の使用とそれに伴う国風の貴族文学を中心とする。「もののあわれ」を主潮とする優美な情趣を理念とし、後世の日本人の美意識に大きな影響を与えた。古今和歌集などの和歌文学、伊勢物語・源氏物語などの物語文学、土佐日記・蜻蛉日記などの日記文学、随筆の枕草子や、歴史物語・説話文学などが生まれた。平安時代文学。平安文学。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「中古文学」の意味・読み・例文・類語 ちゅうこ‐ぶんがく【中古文学】 〘 名詞 〙 =へいあんじだいぶんがく(平安時代文学)[初出の実例]「和歌三代集の出来た時代が即ち物語の最盛時代でありまして、中古文学の最肝要な時代であります」(出典:国文学史十講(1899)〈芳賀矢一〉五) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例