中称(読み)チュウショウ

デジタル大辞泉 「中称」の意味・読み・例文・類語

ちゅう‐しょう【中称】

文法で、指示代名詞うち話し手よりも聞き手のほうに近い事物場所方向を示すもの。口語の「それ」「そこ」「そちら」、文語の「」「そち」「そなた」など。→近称遠称不定称

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「中称」の意味・読み・例文・類語

ちゅう‐しょう【中称】

  1. 〘 名詞 〙 文法で、指示代名詞のコ・ソ・アの三区分のうち、ソにあたるさし方。相手がわの事物・場所・方角についてさす。中称の代名詞は、「それ」「そいつ」「そこ」「そちら」「そなた」など。中称という名は、近称と遠称との中間で話し手からやや隔たったものをさすとして名づけられた。→近称遠称不定称。〔語法指南(1889)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android