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久留間鮫造 くるま さめぞう

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

久留間鮫造 くるま-さめぞう

1893-1982 大正-昭和時代の経済学者。
明治26年9月24日生まれ。大正8年大原社会問題研究所にはいり,マルクス経済学を研究。昭和21年法大教授となり,24年法大に移管された同研究所の所長をかねた。編著「マルクス経済学レキシコン」で野呂栄太郎賞。昭和57年10月20日死去。89歳。岡山県出身。東京帝大卒。著作に「恐慌論研究」など。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

久留間鮫造
くるまさめぞう
(1893―1982)

わが国の代表的マルクス経済学者。岡山市に生まれ、1918年(大正7)東京帝国大学法科大学を卒業。翌19年、大原社会問題研究所創立とともに同研究所に入所し、20年には櫛田民蔵(くしだたみぞう)と同道して欧米に渡り、研究所の図書収集にあたった。第二次世界大戦後は、46年(昭和21)から64年まで法政大学経済学部教授として経済学史、貨幣論を講じるとともに、49年に法政大学に移管された大原社会問題研究所の所長を66年まで務めた。貨幣論、恐慌論に示された精密な研究内容は、わが国のマルクス経済学の研究水準を国際的なレベルにまで引き上げるのに貢献した。代表的な著作に『恐慌論研究』(1948)、『価値形態論と交換過程論』(1957)、編書に『マルクス経済学レキシコン』(1968~85。第4回野呂(のろ)栄太郎賞受賞)などがある。[新田俊三]
『『価値形態論と交換過程論』(1957・岩波書店) ▽『恐慌論研究 増補新版』(1987・大月書店) ▽『マルクス経済学レキシコン 普及版』全8巻・別冊1(1995・大月書店)』

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世界大百科事典内の久留間鮫造の言及

【大原社会問題研究所】より

…大原は初代所長高野岩三郎を信頼して,20年にわたって私財を投じつづけた。高野のもとに,櫛田民蔵,大内兵衛,森戸辰男,久留間鮫造,細川嘉六,笠信太郎らが所員となり,研究嘱託の長谷川如是閑ほか多くの研究者が参加し,日本の社会科学研究・社会調査に大きな貢献をした。アナーキズム文献では世界有数の〈エルツバッハ文庫〉や,年鑑編集のため社会運動団体の原資料などを収集したほか,講習会や研究生の育成も行った。…

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