乗捨てる(読み)ノリステル

デジタル大辞泉 「乗捨てる」の意味・読み・例文・類語

のり‐す・てる【乗(り)捨てる】

[動タ下一][文]のりす・つ[タ下二]乗り物から降りたあと、その乗り物を放置する。また、乗り物から降りて、あとはかまわずに行く。「レンタカー所定場所に―・てる」
[類語]乗る飛び乗る乗せる乗っかる乗り移る乗り回す同乗移乗分乗相乗り添乗便乗乗車

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「乗捨てる」の意味・読み・例文・類語

のり‐す・てる【乗捨】

  1. 〘 他動詞 タ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]のりす・つ 〘 他動詞 タ行下二段活用 〙 乗物から降りて、その乗物を放置しておく。乗物を降りたあと、その乗物にかまわず行く。
    1. [初出の実例]「思ひやるかたこそなけれあまをふねのりすてらるるうらみする世に」(出典:成尋阿闍梨母集(1073頃))
    2. 「門前に馬をば乗捨(ノリステ)て、小門より内へつと入て」(出典太平記(14C後)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android