飛乗る(読み)トビノル

デジタル大辞泉 「飛乗る」の意味・読み・例文・類語

とび‐の・る【飛(び)乗る】

[動ラ五(四)]
勢いよく身をおどらせて、その上に乗る。「馬に―・る」
進行中や出発直前の乗り物に飛びついて乗る。「列車に―・る」
急用などのためにあわてて乗り物を使う。「タクシーに―・って病院にかけつける」
[類語]乗る乗せる乗っかる乗り移る乗り回す乗り捨てる同乗移乗分乗相乗り添乗便乗乗車

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「飛乗る」の意味・読み・例文・類語

とび‐の・る【飛乗】

  1. 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙
  2. 身をおどらせて乗る。
    1. [初出の実例]「馬より舟へがはと飛のらうに」(出典:平家物語(13C前)九)
  3. 特に、進行中の車、また、まさに発車しようとする乗物にとびついて乗る。
    1. [初出の実例]「いつでも来かかった最初の電車に飛び乗る人に取っては」(出典:電車の混雑に就て(1922)〈寺田寅彦〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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