乗移る(読み)ノリウツル

デジタル大辞泉 「乗移る」の意味・読み・例文・類語

のり‐うつ・る【乗(り)移る】

[動ラ五(四)]
別の乗り物に移る。乗り換える。「本船からはしけに―・る」
神霊・もののけなどが人の身にとりつく。「悪霊が―・る」
[類語]乗る飛び乗る乗せる乗っかる乗り回す乗り捨てる同乗移乗分乗相乗り添乗便乗乗車

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「乗移る」の意味・読み・例文・類語

のり‐うつ・る【乗移】

  1. 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙
  2. 他の乗物にのりかえてうつる。別の乗物にうつる。移乗する。
    1. [初出の実例]「心ぼそくうたひくる舟あり。〈略〉とどめて、をのこどもかたへはのりうつりて」(出典:蜻蛉日記(974頃)中)
  3. 神仏霊魂妖怪などが人の身に宿りつく。憑(つ)く。とりつく。
    1. [初出の実例]「アノヒトノ ココロニワ テンマハジュンガ norivtçutta(ノリウツッタ)」(出典日葡辞書(1603‐04))

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