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帝王編年記 ていおうへんねんき

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

帝王編年記
ていおうへんねんき

神代から後光厳天皇後円融天皇までの年代記。 30巻。『歴代編年集成』ともいう。最後の3巻が散逸しているため,後伏見天皇までの 27巻が現存。編者は僧永祐と伝えられ,成立は正平 19=貞治3 (1364) ~天授6=康暦2 (80) 年の間であろう。各天皇ごとに事績とその時代に生起した事柄とを年代順に記し,皇族,摂関,大臣,将軍,執権六波羅探題,仁和寺門跡,興福寺別当,東寺長者天台座主の任命記事を掲げている。六国史をはじめとする諸書から抜粋したものであるが,個人の編纂した中世の歴史書の代表的なもの。

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百科事典マイペディアの解説

帝王編年記【ていおうへんねんき】

神代(じんだい)から鎌倉時代後期の後伏見(ごふしみ)天皇(在位1298年−1301年)に至るまでの年代記。《歴代編年集成》《帝王編年集成》などともいう。成立は1364年から1380年までの間と考えられている。

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世界大百科事典 第2版の解説

ていおうへんねんき【帝王編年記】

神代より後伏見天皇(在位1298‐1301)までの歴史を漢文編年体で記した記録。異称《歴代編年集成》《帝王編年集成》《歴代編年記》《扶桑編年録》。全27巻。撰者は鎌倉末の僧永祐と伝えられるが確証はない。インド・中国の史実も広範囲に採録しており本書の特徴の一つをなす。また本書のみに述べられている事柄もかなりの数にのぼるが,こうした記事については十分な史料批判が必要となろう。《国史大系》所収。【大塚 章】

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

帝王編年記
ていおうへんねんき

年代記。30巻(現存するのは27巻)。僧永祐(えいゆう)(南北朝時代の人、伝未詳)の編。『歴代編年集成』『帝王編年集成』『歴代編年記』『扶桑(ふそう)編年録』など、写本によっていろいろの別名がある。神武(じんむ)天皇から北朝の後光厳(ごこうごん)天皇(あるいは後円融(ごえんゆう)天皇)までを扱っていたらしいが、現在、最後の三巻が散逸しているため、後伏見(ごふしみ)天皇(13世紀末)までの部分しか伝わらない。各天皇ごとにまとめられ、まずその時代の事件を記し、ついで各皇族の略伝や、公武の重職にあった人物、主要寺院の歴代などが掲げられている。『国史大系』所収。[益田 宗]

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