亀戸大根(読み)カメイドダイコン

デジタル大辞泉 「亀戸大根」の意味・読み・例文・類語

かめいど‐だいこん〔かめゐど‐〕【亀戸大根】

ダイコンの一品種。長さ20センチ程度で小ぶり。東京都江東区亀戸で産する。

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精選版 日本国語大辞典 「亀戸大根」の意味・読み・例文・類語

かめいど‐だいこんかめゐど‥【亀戸大根】

  1. 〘 名詞 〙 もと、東京都江東区亀戸に産した春大根の一品種。長さ二〇センチメートルぐらい、径三センチメートルぐらいで、肉はもろいが味がよく、葉は薄緑で柔らかい。春大根の一つとして現在も関東中心に広く栽培されている。

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事典 日本の地域ブランド・名産品 「亀戸大根」の解説

亀戸大根[根菜・土物類]
かめいどだいこん

関東地方、東京都の地域ブランド
主に葛飾区生産されている。江戸時代から明治時代にかけて現在の江東区亀戸周辺で栽培された。大正時代初期に最盛期を迎え、この頃から亀戸大根と呼ばれるようになった。小振りで葉がやわらかいのが特徴辛味のある漬物として一般に親しまれた。近年農地が減少したため亀戸では栽培されておらず、葛飾区でも栽培農家は数件である。

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デジタル大辞泉プラス 「亀戸大根」の解説

亀戸大根

東京都で生産されるダイコン。江戸時代、文久年間から昭和初期まで葛飾区の香取神社周辺を中心に栽培され、当時は葉が丸いことから「お多福大根」「おかめ大根」などと呼ばれたが、その後産地の名を冠して「亀戸大根」と呼ばれるようになった。亀戸地区の宅地化が進んだため、現在の生産の中心は高砂地区。

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