五条の袈裟(読み)ゴジョウノケサ

デジタル大辞泉 「五条の袈裟」の意味・読み・例文・類語

ごじょう‐の‐けさ〔ゴデウ‐〕【五条の××裟】

三衣さんえの一。五幅の布を縫い合わせて作った袈裟インドでは作業の際などに用いたが、日本形式化されて僧衣となった。五条法衣。五条衣。五条。

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精選版 日本国語大辞典 「五条の袈裟」の意味・読み・例文・類語

ごじょう【五条】 の 袈裟(けさ)

  1. 五条の袈裟〈三宝物具鈔〉
    五条の袈裟〈三宝物具鈔〉
  2. 三衣(さんえ)一つ僧侶衣服である袈裟の一種。五条の布を縫い合わせて作った袈裟。インドでは、作業や就寝の際に用いたが、日本では形式化されて僧衣となった。五条の法衣。五条衣。五条。五条袈裟
    1. [初出の実例]「中将は墨染の装束、袿、指貫、黒橡(つるばみ)の袍(うへのきぬ)、五でうのけさ具したる法服三具」(出典:宇津保物語(970‐999頃)国譲下)

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