五龍岳(読み)ごりゅうだけ

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

長野県北西部の大町市(おおまちし)と富山県黒部市(くろべし)の境にある山。後立山連峰(うしろたてやまれんぽう)の中央部に位置する。標高2814メートル。大部分斑岩(はんがん)からなり、北は唐松(からまつ)岳、南は八峰(はちみね)キレットを経て鹿島槍ヶ岳(かしまやりがたけ)へと続く。山頂の南東側には、鹿島川の上流大川沢の谷が深く入り込み、カール地形との説もある。その谷がきわどく削り残した稜線は、白馬(しろうま)岳より鹿島槍ヶ岳への縦走路のうち一番の難所をなす。東方へ延びる遠見(とおみ)尾根にはスキー場が開かれ、この山麓(さんろく)神城(かみしろ)からの登山道をなす。スキー場のテレキャビン(ゴンドラリフト)でアルプス平に至り、小遠見山から五龍岳方向へ登るのが一般的。1903年(明治36)に餓鬼岳(がきだけ)より現山名に改名された。[小林寛義]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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