井上通(読み)イノウエツウ

デジタル大辞泉 「井上通」の意味・読み・例文・類語

いのうえ‐つう〔ゐのうへ‐〕【井上通】

[1659~1738]江戸中期の女流歌人讃岐の人。丸亀藩主の母に仕え、雨森芳洲らと交わった。著「帰家日記」など。井上通女

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精選版 日本国語大辞典 「井上通」の意味・読み・例文・類語

いのうえ‐つう【井上通】

  1. 江戸中期の女性歌人。振、玉、感通と称す。讚岐の人。著「帰家日記」。万治二~元文三年(一六五九‐一七三八

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「井上通」の解説

井上通 いのうえ-つう

1660-1738 江戸時代前期-中期の歌人,詩人
万治(まんじ)3年6月11日生まれ。讃岐(さぬき)(香川県)丸亀藩士の父にまなび,才女として知られた。8年間江戸藩邸で藩主の母養性院につかえ,雨森芳洲,林鳳岡(ほうこう)らと交流。帰郷後,詩歌や著作にいそしんだ。元文3年6月23日死去。79歳。名は別に振,玉。号は感通。著作に「江戸日記」「帰家日記」「往事集」など。
格言など】われもまた正しきを得てたふれなば是のみなりと思ふばかりぞ(辞世)

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