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亡き子をしのぶ歌

デジタル大辞泉の解説

なきこをしのぶうた【亡き子をしのぶ歌】

《原題、〈ドイツ〉Kindertotenliederマーラーの歌曲集。1901年から1904年にかけて、声楽とオーケストラのための連作歌曲として作曲。ドイツの詩人・東洋学者リュッケルトによる同名の詩に基づく。子供の死の歌。

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百科事典マイペディアの解説

亡き子をしのぶ歌【なきこをしのぶうた】

マーラーの歌曲集。《Kindertotenlieder》。ドイツの後期ロマン派の詩人F.リュッケルト〔1788-1866〕の同名詩集(1834年)を用いた管弦楽伴奏による5曲。1901年−1904年の作曲で,2人の愛児を失った心境を歌ったリュッケルトの詩を簡潔な書法で歌い上げた名作。リュッケルトの作品は他にもシューベルト,シューマン,ブラームスなどによって作曲されている。

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世界大百科事典 第2版の解説

なきこをしのぶうた【亡き子をしのぶ歌 Kindertotenlieder】

G.マーラーのオーケストラ伴奏付歌曲。F.リュッケルトがわが子の死を悼みつつ書いた400編の詩のうちの5編をテキストとする。1901年から04年にかけて作曲。独唱者がマーラー独得の息の長い,強弱の変化が激しい,表出的な旋律を歌う。伴奏のオーケストラはむしろ室内楽的に少数の楽器を活用している。05年ウィーンでマーラー自身の指揮により初演された。日本初演は29年東京で新交響楽団によって行われた。指揮は近衛秀麿,独唱は柳兼子

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世界大百科事典内の亡き子をしのぶ歌の言及

【マーラー】より

…ドイツ,オーストリアを中心に活躍した作曲家,指揮者。ボヘミア地方のユダヤ人の家系に生まれる。彼の音楽家としての活躍時期は,F.リスト,R.ワーグナーのそれとわずかに交差し,また生涯の後半はウィーンにおける若いA.シェーンベルクの活動と重なり合う。そのように彼はロマン主義の最後の時代を生きた音楽家でH.P.J.ウォルフR.シュトラウスらと同じ世代に属する。ウォルフはウィーン音楽院における同期生であり,R.シュトラウスとは,生涯を通じて互いの作品上演に協力し合う間柄であった。…

※「亡き子をしのぶ歌」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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