デジタル大辞泉 「亡八」の意味・読み・例文・類語 ぼう‐はち〔バウ‐〕【亡八/忘八】 《仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌ていの八つの徳目のすべてを失った者の意から》郭くるわ通いをすること。また、その者。転じて、遊女屋。また、その主人。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「亡八」の意味・読み・例文・類語 ぼう‐はちバウ‥【亡八・忘八】 〘 名詞 〙 ( 仁義礼智忠信孝悌(てい)の八つの徳目を失った者の意から )① 放蕩にふけること。遊里で遊ぶこと。また、その者や、その者をののしることば。わんば。〔五雑俎‐人部四〕② 遊女屋。くるわ。また、女郎屋の主人。[初出の実例]「杉苗にまた此頃の檀かつら〈北州〉 普請願ひの亡八連だつ〈里夕〉」(出典:俳諧・七柏集(1781)奥八町目社中)「忘八(バウハチ)の亭主、待合の女房といへども」(出典:湯島詣(1899)〈泉鏡花〉二〇) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例