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待合 まちあい

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

待合
まちあい

寄付 (よりつき) ともいう。茶会で客が待合せ着替えなど,席へのぞむ準備をするところ。外露地にある待合のことを腰掛待合といい,内露地にあるのを内腰掛といった。明治以降は待合茶屋の略称として用いられることが多い。

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デジタル大辞泉の解説

まち‐あい〔‐あひ〕【待(ち)合(い)】

待ち合わせること。また、その場所。
男女が密会すること。
茶の湯で、茶会での客どうしの待ち合わせや亭主迎え付けを待つのに使う場所。寄り付き
待合茶屋(まちあいぢゃや)」の略。
待合室」の略。

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百科事典マイペディアの解説

待合【まちあい】

(1)茶会で,客が待合せする所。寄付(よりつき),袴着(はかまつけ)とも。(2)待合茶屋の略。もとは貸席を業とした茶屋。明治以降芸妓をあげて遊興する場所として発展し,政治家などもしばしばこれを使用したから,〈待合政治〉という言葉も生まれた。
→関連項目揚屋

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世界大百科事典 第2版の解説

まちあい【待合】

露地における施設の一。腰掛,袴付(着)(はかまつき),寄付(よりつき)ともいう。《茶湯秘抄》によると〈路地に五畳敷のキヌヌキ有之ナリ〉とみえ,奈良の茶匠,松屋久行は待合のような部屋を設けていた。この衣脱(きぬぬき)は〈今更之様ニ申セ共,昔よりもありたるぞ〉とも誌(しる)されているところから,遅くとも村田宗珠武野紹鷗(しようおう)の時代より以前からあった施設であることが知られる。茶室に縁が付いていたころには,縁が腰掛の役割をしていたが,松屋久栄の露地では,縁側の前の庇(ひさし)の下に〈長五尺六寸,足フトサ一寸二分〉の床几を置いて腰掛待合に使われていた。

まちあい【待合】

貸席業としての待合は,江戸時代の待合茶屋を起源とする。待合茶屋は,商人の寄合いや旅人の送迎など,本来の待合せに利用する茶屋であったが,明治初年以後は花柳街における芸者との遊興場所として急成長した。これには,政治家や政商などが〈待合政治〉という熟語を生むほどに盛んに利用したことも見のがせず,待合における芸者の売春が公然の秘密であったのも,政治的圧力が介在したといわれる。現在は風俗営業の対象であるが,名称を料亭と変えている地方(東京都など)や,貸席,料理店に含めている地方もあって,概念は統一されていない。

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