デジタル大辞泉 「交会」の意味・読み・例文・類語 こう‐かい〔カウクワイ〕【交会】 1 「きょうかい(交会)1」に同じ。「―遊宴の体、見聞けんもん耳目じぼくを驚かせり」〈太平記・一〉2 「きょうかい(交会)2」に同じ。「―淫色いんじき等の事を談ず」〈正法眼蔵随聞記・二〉 きょう‐かい〔ケウクワイ〕【▽交会】 1 人と人とが親しくまじわること。交際。「憎みいやしみて、―する事なし」〈宇治拾遺・一二〉2 性交。〈日葡〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「交会」の意味・読み・例文・類語 こう‐かいカウクヮイ【交会】 〘 名詞 〙① 交際すること。また、その会合。きょうかい。[初出の実例]「春朝秋暮牽二朋友一。交会経レ年水石親」(出典:本朝無題詩(1162‐64頃)八・暮秋遊長楽寺〈大江佐国〉)「其交会(カウグヮイ)遊宴の体、見聞耳目を驚せり」(出典:太平記(14C後)一)[その他の文献]〔蔡邕‐漢津賦〕② 性交。きょうかい。[初出の実例]「男女交会(カウクヮイ)之時隠二其下一」(出典:新撰類聚往来(1492‐1521頃)下)③ もともと別であったものが、合わさって一つになること。また、そのところ。[初出の実例]「『スクイケル』河は『デルワー』河に交会し、長湾となり」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉一) きょう‐かいケウクヮイ【交会】 〘 名詞 〙 ( 「きょう」は「交」の呉音 )① 親しくつきあうこと。こうかい。[初出の実例]「にくみいやしみて、けうくはいする事なし」(出典:宇治拾遺物語(1221頃)一二)② 性交。[初出の実例]「或は交会淫色等の事を談ず」(出典:正法眼蔵随聞記(1235‐38)二) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例